↑anamo cafe(経堂)さんのアボカドのかき氷です。おいしそ。
①はじめに
にんにん。こんにちわわ。元かき氷専門店スタッフ、ごーらーのニンニンです。
ニンニンかき氷専門店で3年間、働いていた過去がございます。(もちろん通年)
なのでニンニンかき氷屋さんは中で何が起こっているのか、分かっちゃってます!
先日友人に言われました。
「席案内してもらってからかき氷出てくるまで、30分待った、遅すぎじゃないか?」と。
まあわかるのよ。30分って長いからね。
そしてその溜まった鬱憤のヘイトがかき氷に向いてしまっていました。
「かき氷って氷削るだけでしょ」
「てか最近のかき氷って高すぎじゃね?」
「ただの水じゃん」
と、その友人がおっしゃっていたとか、どうとか(世間からよく言われることの抜粋。)
そうね、確かにね、わかるよ待たされるのって嫌だし、氷って水でできてるしね…。
でも、ちがうの〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
ただの水じゃないのー!削るだけじゃないのー!いろいろあんのよ~!!!
こういう表層的なものの見方をしてしまうの、日本人(主語でか)、よくないんだから!
「アクスタってただのプラ板っしょ(笑)」
「イルミネーションってただの電気じゃん(笑)」
ってだれかに言われたら趣のなさに呆れますよね???
そういう話をしているんだぞ、かき氷のこと水って言うそこのアナタよ。
とはいえたしかに数字として待ち時間30分は長いかもしれない!
ニンニン元かき氷専門店スタッフとして、何が起こっているの解説かつ考察しますね。
まず、知っておいて欲しいこと
1.氷を1杯作るのには約5分かかる
提供が早いものと言えばそう、蕎麦!牛丼!
ニンニンは、もちろんファストフードだぁ〜いすきです。
ファストフード大好き過ぎて、犬の双子を飼っていたら名前はファストとフードかなあ…とか考える日々だとか、違うとか。
それはさておき、一度に沢山のかき氷を作ることができないこと!を知っておいてほしい。
もしお蕎麦であれば大きな釜で5人前を一気に茹でて、5個どんぶりを用意すれば、一度に5個の蕎麦が出来上がります。
しかし、かき氷はそれが不可能なのです。
(確かにドデカかき氷機があったら…とか今書きながら考えてましたけど)
それはまだ実装されていないので、また別のお話。
かき氷を作成する時は、かき氷機1台に対し削り手さんが1人ついて、かき氷1つを作り上げます。
Q.あらかじめ削っておいたらいいのでは?
A.専門店特有のふわふわエアリー感のために、氷を削っておくことはできません。べちゃべちゃの溶けている氷、いやでしょう。
Q.氷の出るスピードを早くすることってできないの?
A.かき氷を作る時、氷の粗さと出るスピードを上手に調整することが必要なんです。
かき氷を削る時に、刃を調節しながら氷の薄さ・粗さを調節しながら削っています。
そのため、氷が1度に沢山削れるようにすると、氷が粗くなってしまうワケですね。
(………………….え?もしかして伝わってない?)
つまり、氷がスピーディーに出るようにすれば粗くなっちゃうってことなので、くちどけの良い細やかな氷でかき氷を作るために氷の出る速度は変えられないってことです(すっとぼけ)

忍法:隠れ身の術、ドロン
Q.2人1組で作るとかできないの?
A.実際できるし、それを取り組んでいるお店もたしかにある。
しかし作っている最中に「この層、少し氷を削りすぎてしまったからちょっとシロップは多めにしなきゃ」とか、美味しく作るために細かな調整が必要となってくる訳です。なのでなるべく一人で削った方が早かったり、美味しく仕上がる。
完成し終わったあとの上部トッピング部分だけを分担しているお店とかもあります。
と、いうことで、かき氷1杯作るために5分かかってしまうことは仕方の無いことなのです。
2.かき氷って、作り置きができない
氷だからね、溶けるから。(そもそも論)
3.お皿を冷やしたりする作業もある
氷だからね、食洗機から出したてのホカホカ皿で作ると溶けちゃうからね。
厨房では「洗い物して終わり!すぐ次の氷を作るぞ!」ではなく、お皿の水気を拭き取って、冷やす作業があったりします。少し手間と時間がかかる作業!
4.シンプルに洗い物が多くて人手不足のケースもある
意外と立て込むのよ。
5.急遽仕込みしながらの場合で、バタつくこともある
「急に生クリームが無くなってしまった!」という時とか、急遽生クリームを泡立てたりもするのよ。バタバタしちゃいます。意外と厨房は忙しい。
Q.無くならないように事前に多く作っておけば?
A.食べ物は無駄にしたくないため、作りすぎておく訳にもいかず、腐らす訳にも行きません。そのため材料を多く用意しすぎることも難しいのです。
知って欲しいこと、いかがしょうか
この5つだけの要因に限らず、様々な要因があったりして、提供までに時間がかかることがあります。
理解しながら温かい気持ちで(かき氷を食べるんだからね♪)気長に待っていただくきっかけになりますことを、お祈り申し上げますゎょ。

お願いしますワン
③30分で何があったのか考察
さてここで、実際30分待つ場合の考察を。
例えば仮に、整理券制の大手かき氷専門店のお店で1時間に20人案内したとしましょう。
そもそも、かき氷機って意外と高かったり、削り手(氷を削る人)に技術が必要だったりして、一度に稼働しているのは大体1~2台なんです。(ニンニン調べ)
20人のお客様を案内した、かつ、かき氷1杯の作成に5分かかるとしたら、削るのに100分かかりますね。
これを2台で氷を削っているとしたら、20人分の氷が削り終わるまでに50分かかります。
あくまで仮定のお話ではありますが、たった20人分の氷を削り終わるまでに約1時間かかることも有り得る、ということです。
(実際4分とかで削れます😀)

一気に20人案内しないでしょ、みたいな揚げ足とるのやめてください!
ということで、30分待った友達のケースでは、
もしかしたら、前にいたお客さんが6人組×2が一気に出て、一気に12席が空席になった。
そして12人一気に案内をして友人は12番目だったかもしれない。
11人の氷を作るために55分(÷2=約30分)かかるとする。
と思えば、「な〜んか確かに30分待つことになるかも~?」と思えてくるのではないでしょうか?
まあ、気長に待ってください
クッキングパパも言っていました。
「かき氷は待てば待つほど美味くなる」と……。

かき氷特化型のクッキングパパの世界線?
あ、言ってないか。
「空腹は最高のスパイスだからね」と。
仕事終わりのビールが美味いように、かき氷も待ったあとの方がおいしくなっちゃうんじゃないでしょうか。
私はその宗派の人間なので皆様も是非、こちら側へお越しくださいませ。
夏にかき氷はみんな食べたいものなので、待つことすら楽しまなければね!_(_^_)_
皆様が美味しく楽しい氷活を出来ることを応援しております。
みんなで夏を乗り越えましょう!
それではよきごーらーライフを(˶ᐢωᐢ˶)
↓「まだかき氷こねーよ」って場合にはこちらの記事など、読んでお待ちください。↓

